平穏な生活を得るRTA

この記事は平穏な生活を送りたいぴょこりんクラスタ Advent Calendar 2022 のために書いたものです。 このアドベントカレンダーとは何なのかについては、主催者による紹介記事を見てください。

はじめに

異動により、今年の夏頃からカリフォルニア住まいになりました。 数えるほどしか海外旅行したことないのに、海外住まいが決まり、 平穏な生活がなくなってしまったわけです*1。 早く生活を平穏にしたいのですが、日本ではないので、適当にやっていては何とかなりません。計画的に物事を進める必要があります。 つまりこれは、新しい環境で平穏な生活を得るためのRTAと言えます。 この記事では、カリフォルニアで、自分ひとりの平穏な生活に必要な最低限のものを得るまでの過程を書こうと思います。

ゴール設定

平穏な生活に最低限必要なものは、衣・食・住に加えて、通信、支払い、移動手段がそろえて、行政手続きを終えることになります。 つまり、具体的には以下です。

  • 衣:生活を回せるだけの服を用意する
  • 食:近くのスーパーでやれるようにやるので、特にやることなし
    • レンターズ保険加入
    • アパート契約
    • 家具購入
  • 通信
    • インターネット契約
    • 携帯回線契約
  • 支払い
    • 銀行口座開設
    • 円→ドル両替と送金
    • ドル建てのクレジットカード入手
  • 移動
    • 自動車保険加入
    • 自動車の購入
    • 自動車運転免許証の取得
  • 行政手続き
    • SSN取得
    • 税金等の手続き

この記事では、上記をできる限り早くそろえることをゴールとします。 今回は平穏な生活を得ることが目的ですので、平穏な生活が崩れるアメリカ到着日を1日目とし、 そこからの日数をいかに縮められるかがポイントになります。 ただし、当然日本でできる作業もありますが、日本での生活は平穏ということにしてカウント外とします。

チャート

各項目には日本にいるうちにできるものもあります。また、項目間で依存関係があります(図1)。

図1: 依存関係の整理結果

クリティカルなのは、いろんなものに依存されている銀行口座開設、アパート契約、SSNの取得ですね。 依存関係は少ないけれど、ないと生きていくのが難しいドル建てクレジットカードと携帯回線契約もクリティカルと言えるでしょう。

アメリカでの作業日を減らすことが重要なので、以下の方針で進めます。

  • 日本にいるうちにできるものは全てこなしてから渡米する
  • アメリカでないとできないものは極力並列化する

方針を踏まえた雰囲気チャートを図2に示します。かっこ内は当時の想定日数になります。 完走までは3か月という想定です。船便のせいで完走は3か月後ですが、実質1か月でおおよそ片がついているはずですね。

図2: チャートっぽいもの

実推

往々にして計画通り進まないものですが、当然今回もいろいろありました。 結果だけ言うと、船便が予想以上に早く来たので、51日で完走しました。 RTAにはガバやアクシデントがつきもので、その過程を楽しむのが醍醐味だと思いますので、 なるべく印象に残ったものに絞って短めに、だけどだらだらと過程を書いていこうと思います。

Day -90くらい: Union Bankの口座開設

  • アメリカの銀行なので、銀行印ではなくサインが必要。サインをうまく書くために筆記体の練習を2時間くらいしたものの、 なかなか納得の出来にならない。あきらめて提出。
  • Union Bankのデビットカードアクティベーションはまさかの電話のみ。番号入力完了時に#ボタンを押すことを知らず、 番号入力して待ってたら突如切られてひどく混乱した。
  • 2回目は入力後に#ボタンを押したものの、最後の機械音声がうまく聞き取れず、成功したかどうかわからない。 日本語窓口に電話をかけて、無事アクティベーションできていることを確認した。3時間待たされたので電話代が結構あれな感じになった。

Day -40くらい: JAL USAカードの申請

  • 日本で受け取れるのかと思いきや、渡米後に審査開始するとのこと。ドル建てクレカじゃないとSIM契約とかできないし、どうしたらいいんだ・・・?
  • ともかく、受け取るまではレートが比較的よいRevolutを使って支払いをすることにした。
  • ちょうど円安始まったころで、ドル円のレートが怖くて見られない。

Day -30くらい: 送金

  • ドル円レートはもうよくならないとあきらめ、両替して送金

Day -5くらい: 荷物発送

  • 当初は家具を全部買えばいいやと思っていたけど、冷静に考えて高い。IKEAは治安劇悪エリアにあるらしく、近寄りたくない。
  • レンタルもあるらしいけど特段安いわけではないし、今使っている家具は結構気に入っているので、できる限り持っていくことにした。

Day 1: 渡米

  • 前日までUberなりLyftするつもりだったが、先人から空港からリムジンサービスを使ったという話を聞き、急遽予約。
  • リムジンサービスはUberの倍くらいの料金がかかったが、頼んでよかった。理由は以下の通り。
    • UberなりLyftするためのSIMが用意できないことが当日発覚。当てにしていたMint MobileのeSIM無料体験がいつの間にか終わっていたため。
    • UberなりLyftの待ち合わせ場所は国際線ターミナルではない建物で、かなり歩かされる。大スーツケース2個抱えての移動は死ぬほど大変。
    • 遠い異国の地で日本人と日本語をしゃべれる幸せをかみしめられた。
  • 会社の同僚にAT&TプリペイドSIMを買いにTarget(アメリカのスーパー)へ連れて行ってもらうも、SIM売り場には店員がいないし、どのパッケージを買えばよいかもわからず断念。
    • 会社携帯を手に入れていたのでまあいいやという気持ちもあった。とりあえず水を1リットル買ってホテルに戻った。

Day 2: SSN申請

  • 本当は会社の赴任者研修に参加する予定だったが、先方の不手際により参加できず。昼食後に急遽SSN申請に行くことにした。
    • 赴任者研修に参加しないと、給与振り込みの申請書が手に入れられない。何度メールを送っても赴任者事務局はまったく応答がないのであきらめ。
    • 税金とかの書類に関して、SSNは間に合わなければ後でもよいという運用らしかった。
  • 会社の同僚とUberSSAに。自分が行ったSSAは警備が厳重で、銃を持った警備員による写真付き身分証チェックおよび荷物検査をされた。治安が悪い地域なのか? 同僚は身分証を忘れてオフィスに入れず、外で待たされる憂き目に遭ってしまった。。。
  • 住所不定状態なので、SSNカードは会社に送ってもらうことにした。

Day 3: 内見~アパート契約

  • 午後いっぱいかけて8件くらいまわった。どのマンションもたいていプールとジムがついている。
  • カリフォルニアでは日当たりがよい部屋、西向きの部屋は暑くてつらいと聞いたので、 北向きの部屋にした。確かに日差しは刺すような威力があるので、北向きで正解だったと思う。
  • 2か月前に渡米した同僚は偶然にも同じ仲介業者を使っており、内見翌日に入居という最速記録を打ち立てたという話を聞いた(個人大家の無茶ぶりのせい)。 かくいう自分は、内見当日に契約し、1週間後に入居日を設定。契約はすべてオンラインでできるので驚いた。
  • アメリカではアパート入居にレンターズ保険に加入する必要があるが、入居日までに入っていればよいとのこと。アパートの紹介はないので、 文化の違いに混乱する。
  • インターネット契約は仲介業者が同行してくれるとのことで、本当にありがたい。

Day 4: SIM契約

  • Mint MobileのeSIMをオンラインで契約した。安いけど普通に使えて大変よい。eSIMは日本の物理SIMを外さなくても使えるので最高。 ドル建てクレカをまだ持ってなかったが、日本のPayPalアカウントで支払いができることに気づいて事なきを得た。
  • 会社携帯がAT&Tなので、Verizonがよかったんだけど、Verizonは変態バンドの電波を吹いているので、手持ちのPixel 5a5Gですら対応していない。 iPhoneもPixelもVerizon専用端末があるっぽい。
  • Whole Foodsの惣菜で食いつないでいるが、別にそこまでおいしくないので厳しい気持ちになりつつある。かっぱ巻きパックが18ドルとかで、 買う気にはなれず。
  • 持参したインスタント味噌汁が最高にうまい。涙が出るうまさだ。20袋くらいあるはずだが、これがなくなるまでに生活が安定するのか不安になってきた。

Day 5: モデム入手

  • アメリカではインターネット接続用モデムを自分で買うことができる。自分で計算する気力はなかったが、 たいていの場合買ったほうがお得なようなので、Best Buyにモデムを買いに行った。
  • Best Buyはきっとアメリカにおけるヨドバシカメラなんだろうと期待していったら、田舎の電気屋をひどくした感じでちょっとがっかりした・・・ まず物があまり置いてないし、小物の売り切れが補充されない様子が目立つ。店によるのかな?
  • 夕食は中華、正確には湖南料理を食べた。辛いのが特徴らしいが、辛いのが全然ダメなので、辛くないものを選んで食べた。 うまい、しみるうまさだ。ハンバーガーは余所行きのうまさだが、中華は日常に根差したうまさで安心感がある。

Day 6: 休養

  • いろいろなことを一気にこなしたので疲れた。休憩。
  • Jack in the Boxというハンバーガー屋のバーガーは衝撃的なくらい口に合わなくて後悔した。 こんなことなら隣にあるマクドナルドにしとけばよかった。

Day 7: インターネット契約

  • 午後にComcast(正確にはXfinityだが中身はComcastなのでComcastと呼ぶ)に連れて行ってもらい、契約。
  • ついでにマットレス屋に連れて行ってもらったが、いいマットレスは当然それなりの値段がする。マットレスの本場だから安いのではという 冷静になると意味不明な期待は粉砕された。
  • たまたまなのかはわからないが、マットレスはずいぶん柔らか目な感じで、ちょっと固めが好きな自分としては日本から持ってきてよかったなと思った。
  • Whole Foodsではずれの惣菜(何かはもう思い出せない)を引き、ポテトチップスで穴埋めをする。 こちらのポテトチップスは味が濃い目だが、うまい。ある意味郷土料理みたいなもんでしょうか?
  • 現時点で1週間くらいチャートを前倒ししている。順調。

Day 8: Gulliverで中古車購入

  • ある程度渡米前に目星は付けていたので即日契約。人生で一番高い買い物をした。中古車なのにめちゃくちゃ高くてめまいがするが、これがアメリカの文化である。
  • 整備とか土日の都合で、納車は翌々週の頭に。日本みたいに車庫証明とかはいらないし、何なら車検もない。DMV(車関係の役所)に登録は必要で、年1回更新。
  • ガリバーは市場価格よりやや高めだけど、安心の日本人による日本語対応。引き渡し前整備とかDMVへの手続きもやってくれるし、何より日本語で契約できるので安心。
  • 納車までに自動車保険に入っておく必要がある。Tokio Marine Americaは日本のゴールド免許を考慮してくれると聞いたので、レンターズ保険と合わせて契約。 会社紹介の日本人がやってる保険代理店に電話して契約した。ここにきて無事故・無違反・無運転が役に立つとは思わなかった。
  • それにしても、免許持ってないのに車買うとか違和感ありすぎて笑ってしまう。
  • 順調だが、物事が決まるスピードに心が追いついていないのか、異様に疲れる。これがストレスってやつか。

Day 9: SSN入手

  • SSNカードが届いた。カードといいつつもただの紙ぺらである。
  • 予想外に早くてありがたい。税金とかの手続き書類に早速反映。

Day 10: 入居~雑貨購入

  • 入居時のあれこれは日本と大差なく、入居前のキズや設備不良をチェックして申請。
    • ガス乾燥機は早くて乾きもよいし最高だが、洗濯機の真ん中の棒がめちゃくちゃ違和感ある。
    • シャワーは固定式で使いにくいし、水圧も物足りない。覚悟はしていたけど、やっぱりシャワーヘッドが欲しくなる。
  • まだドル建てクレカが手に入っていないので、大物家具は買えない。最低限必要なものを買うのにとどめる。
    • 食器類はTarget(雑貨を中心に扱うスーパー)とダイソーでそろえた。Targetではマグカップ、皿、カトラリー、鍋、フライパン。ダイソーでは箸とお茶碗。
    • 作業机と椅子はAmazonで購入。当然、Prime会員になる。Prime会員にならないと、物が到着するまでにn週間はざらにかかるらしい。
    • スタンドライトはすぐに欲しかったからTargetで購入。
    • 洗剤、手洗い石鹸、ボディソープ、シャンプーもTargetで購入。地雷が怖くて駐妻ブログでおすすめされているものを探したが、あるものとないものがある。 ないものはパッケージのデザインが気に入ったり、日本で見かけたことがあるものを買った。
  • ベッドが届いていないので、会社の先輩からエアマットレスを借りた。シーツ、毛布、まくらはTargetで購入。 エアマットレスは寝心地に違和感があり、なかなか寝付けない。かといって、床に寝ると体が痛すぎて無理。 1時間くらいエアマットレス上に転がっていたら眠気が来たので就寝。

Day 11~適宜: あれこれ雑貨購入したり、スーパーをめぐったり

  • 借りたエアマットレスは壊れていたようで、空気がじわじわ抜けていた。寝る前にパンパンに空気を入れたが、翌朝には半分くらいにしぼんで、体が沈み込んでおり、 腰の耐久テストみたいな状態になっている。まず耐えきれないので、急いで折り畳みマットレスを買うことを心に決めた。
  • Amazonダイソーやらで最低限必要な雑貨をいろいろ買う。使い慣れているものに近い形のものが買えるので、食器類は全部ダイソーで買ってもよかったなと思った。
    • 折り畳みマットレス: ちゃんとしたマットレスで寝ると疲労回復具合が全然違う。
    • タオル: Targetのタオルはいまいちだった・・・
    • バスマット
    • ドライヤー
    • 流しの排水溝にかける金網
    • お風呂の排水溝にかけるシリコン網
    • 食器洗いスポンジ
    • クイックルワイパー的なもの:掃除機はドル建てクレカを手に入れてから・・・
    • 包丁: 貝印の包丁は色がポップすぎるが切れ味が最高だった
    • シャワーヘッド: カリフォルニアは法律で一定以上の水圧が出るシャワーヘッドを使えないという罠があった。
  • みんな大好きTrader Joe'sにも行った。冷凍食品がかなりおいしく、これで当面は生きていけることを確信。
  • 地雷を踏みたくない一心でおすすめ品をググって買っているが、だいたいどのブログもTrader Joesの同じ商品を勧めているので、 きっと自分と似たような感じでやっているのだろう。勧められたものを買い、それを再度他人に勧めるみたいな再生産サイクルが 回っているような印象。
  • 勧められたものしか買えない、つまり、悪く言えば情報の奴隷と化しているが、疲れているので脳死で選択。

Day 14: 運転免許筆記試験

  • DMVのサイトにある交通ルールハンドブックに一通り目を通した後、サンプル問題を何度かやった上でオンラインで受験。無事に一発合格。 実技試験は予約できる最短の日を選んだが、時期が悪いのか1か月くらい待つことになった。
  • オンラインで受験できるけど、DMVが開いている時間のみ受験可だった。あと、オンラインで手続きは完結せず、DMVに行く必要がある。
  • 土日をはさんだりしたせいでちょっともたついてしまったが、それでも2週間ほど前倒して進んでいる。

Day 15~Day 38までの各週末: 運転免許実技試験向けの運転練習

  • アメリカでは、筆記試験通過後、実技試験を通れば免許がもらえる。実技試験でやることや、テストで走るコースも インターネット上に転がっているので、対策はしやすい。
  • 対策とは、テストで走るコースを実際に走って慣れておくこと。
  • 週末にDMVに行くと、自分と同じく練習に来たドライバーがそこかしこにいた。自動車学校の教官を助手席に乗せて走っているようだ。

Day 19: クレジットカード受け取り

  • ようやく届いたので、まず掃除機、炊飯器、電気ポットを購入。
  • 米とインスタント味噌汁があるだけでぐっと平穏レベルが上がる。
  • やっぱりクイックルワイパーを掃除機の代わりにするのは厳しかった(逆もしかり)。あくまで相補的に使うのがよさそう。

Day 20~30: 家具購入

  • ダイニングテーブルセットをWayfair、ゼログラビティチェア、靴置き場をAmazonで購入。
  • ダイニングテーブルセットは組み立てにドライバーと金槌が別途必要な上、組み立てはもう二度とやりたくないと思うくらいには大変だった。 組み立てサービス料金は確か200ドルくらいだったが、まあ納得の金額である・・・高いけど・・・
  • ゼログラビティチェアはソファが届くまでのつなぎとして買った。座り心地がよく、腰も痛くならずに寝転がれるので大変よかった。 ちょっと休憩するときに、ベッドではない気軽に寝転がれる場所があると、心の平穏レベルがまたぐぐっと上がることに気づいた。 ここで寝転がってiPadで本を読んだりするのが日課になった。
  • ここまででだいぶ平穏な生活になってきていて、もうRTA終わったような気持ちになりつつあった。

Day 31以降

  • 物は少ないが普通に生活をしていた。基本待ちフェーズなのでやることはない。チャート前倒しで進んでいる。
  • 一人暮らしなんて大学以来だが、家族がいないのでさみしい気持ちのほうが強かった。

Day 35くらい: 車上荒らし直後の現場に遭遇

  • アパート内駐車場(セキュリティゲートつき)で、自分の隣の車が車上荒らしに遭っていたのを見つけた。隣の車が何だかいつもより車高が低いなと思ったら、四輪全部ホイールごと盗まれていた。
  • 最初は混乱して、出かけるのも忘れて思わず部屋に帰ってしまったが、少し冷静になってアパートの管理会社に通報。たどたどしい英語だったが何とか通じたようで、 持ち主に連絡してくれるとのことだった。
  • 自分に被害はなかったにせよ、日本ではほぼ起こらない事件を目の当たりにしてちょっと怖くなってしまった。 車上荒らしに関しては、貴重品を車内に残さないことと、祈ることしかやれることがない。

Day 38: 運転免許実技試験

  • こちらの実技試験は、受験者が自動車を用意する必要がある。
    • 並んでいたら、自分の前にいる車の登録が切れていることに気づいた(登録期限はナンバープレートに記載されている)。 整備不良でいきなりアウトか、と野次馬根性的な期待が高まる。試験官は文字通り二度見していたが、 失格にはならなかったようで、試験は続行していた。持ち主と思しき自動車学校の教官然とした人が試験官に詰められる程度で済んだ様子。
  • 試験官は体格の良いご婦人で、かなりフレンドリーに接してくれたように思うが、こちらが緊張しまくっていて 試験官のアメリカンジョークが理解できずに混乱する(文字通りジョークだと、こちらがあたふたしていると言ってくれた)沼にはまる始末。 内容はもう覚えていないが、ハイコンテキストでどこまでがジョークなのかがわからないことは覚えている。
  • 試験は、最初のほうは道路が混んでいたせいで、指定されたタイミングで車線変更も右折もできなかったトラブルを除けば 順調に進んだ。無事に一発で合格。帰り際に、ここを直すと運転がよくなるよ、とアドバイスももらえた。ありがたいことだ。

Day 40: 航空便受け取り

  • コーヒーメーカーが届いて、うまいコーヒーが飲めるようになった。心の平穏レベルが大幅に上昇。ゴールはもうすぐだ。

Day 45: 運転免許証受け取り

  • 特にトラブルなく、すんなり届いた。これで大手を振って運転ができる。それに、酒を買うときにパスポートを持っていかなくてもすむ。

Day 51: 船便受け取り

  • 予想外に早く船便が到着した。うれしい誤算。
  • ベッドとソファが到着して、一人暮らしとして上げられる平穏レベルの上限に到達。これにてRTA完。結果は51日。

完走した感想

  • チャートを前倒してスムーズに進められたのは、同僚のみなさんのサポートのおかげによるところが大きいです。ここを見ることは おそらくないでしょうが、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
  • 大きなけがも病気もなく、また車上荒らしスキミングに遭うこともなく完走できたのは運がよかったと思います。 あちらで銃撃戦があったり、こちらで車上荒らしがあったり、すぐ近くのお店でクレジットカードの 不正利用があったりと、巻き込まれていないにせよトラブルには事欠かないこのアメリカで、無傷で生活できているのは 本当にありがたいことです。
  • 逆に言えば大きなガバやトラブルがなかったので、RTAとしてまとめると、面白ポイントが少なかったのがいまいちだったかもしれませんね。 なお、2022年11月22日より、Union Bank口座を日本で開けるサービス(パシフィックリム・カンパニーベネフィット・プログラム)は 終了するというバージョンアップがあったので、新規走者の難易度は劇高になる見込みです。やばいですね。

*1:本当に平穏だったかどうかはさておき